2018年06月19日
IT開発の投資、あるいは運用に求められるITコストは、非常に多くの担当者が、年を経るごとに増えるそのコスト削減に追われています。一括りにITコストと言いましても、範囲は膨大といえます。パソコンの買替えに求められるコストからソフト開発をベンダーにお願いする予算、毎月のシステム保守運用に掛かるコストまで様々です。
何処から着手したらいいのか悩むことも無理はありません。まず第一に担当者がコストカットのために取り組まなければならないのは、ITに対しの投資と運用について、一切合切を管理することが可能にします。要するに、別部門が実行する戦略なき投資やシステム保守運用のコストに歯止めをかけるところから始まります。
その理由は、部門毎の需要による計画性のない対応やシステム保守の投資が反復されてきたことを通じて、無益なITコストになるためです。あらためていうまでもなく、個々の部門にとっては欠かすことができない投資だった可能性もありますが、戦略性が無くて会社内で一元化されていないシステム保守などの投資は、会社組織のグロースに貢献しません。
それゆえに求められるのは、担当者がリーダーシップを取って、トップダウンによって改善を進めることです。そして、改善するために異なる部門からの要望をはねつけ、確固たるリーダーシップで判断を行う必要があります。
そのようなとき、短絡的にコスト削減したいといって、均一に全ての部門の予算を切り崩してはなりません。中長期のIT戦略にフィットする重要度を示し、カットを進めて改善することが不可欠となります。IT投資する際のフロー及びルールを策定して、そのことに従って、分析的に改善策を取り組んで行くことが求められます。